アルフォン少尉の館 屋根裏の手記

館主碧髪のサーダによる2005年10月下旬からの更新記録を兼ねた製作秘話

イテキタ

2010年12月26日(Sun) 23:31:00

ねたばれマス。

 上映時刻が変わって、その空隙にとうとう座ることができた。団体のお子様が引率のおばちゃんねーちゃんにつれられて20人ばかり来ていたが、それ以外の客は日曜だというのに二三の親爺だけが。はやっているとは言えなかろう。

 正直にわたくしの感想を言うと、感心した。感動ではなく。スゲー。ハリウッド映画ばりの特殊効果だ。さすが三丁目の山崎さん! 熱い気持ちが伝わって来たよ。

 だが……役者がそんなにいいとは思わなかった。むしろ、なんでこの役がこいつ? 的多く。木村・山崎・橋爪・西田は日本映画界の客寄せパンダだ。ヤマト魂がなくてもそれなりに芝居がうまいし、観客も、こういう人が出ているなら、と、その役者の名の実績で判断する。しかし、それ以外の役者は寄せ集めのエキストラにしか見えない。
 黒木は全くその採用価値が解らない。美人でもないし、元よりリアルタイムヤマト世代でないし、一体何を表現しようとして演じたんだか。かと言って絶望的に悪くもないが、こういう可もなく不可もないというのが、たち悪いのだ。顔にかかる半端な前髪がうっとうしく、きたならしい。
 島の緒方もなー。木村とは同期に見えない。このヒトは、プログラム(←一応裏方のシゴトに敬意を表して買った。)の文章によると、リアルタイム世代でありながら見てなかったというから、自ずとそれが出てしまうのだろう。
 それに対して真田の柳葉はまあまあ見られるかな。声が青野さんかと思っちゃった! 似てたー。噂に聞いたほど熱演とも思えなかったが、ファンの熱い空気感だけは伝わって来た。尤も、最近では国税調査官がはまっていたけど。
 相原は全く役に立っていない。陰薄すぎ。ついでだが女ども、おめーらその髪の毛なんとかしろ!! 戦場で長い髪の毛ばらばらしてたら死ぬだろう。不潔だし。このごろとみに長髪を見ると汚く感じるようになった。シガニー・ウィーバー@エイリアン の刈上げ、もしくはデミ・ムーア@GIジェーン的スキンヘッドが妥当であろ。
 あとは加藤? 山本? ちりとてちん。存在感なさすぎ。キャラクター生かし切れてなさすぎ。勿体ない。安手の特撮テレビ番組芝居みたいになっちゃった。

 とまあ、辛口御免。わたくしが手放しで褒めたいのは、役者以外のスタッフの仕事である。大物いくつか配置してあとはこんなヤマト魂理解してない大根たちばらまいても、背景に作った人々の膨大なる地味な作業が見えてくるようだった。一番感心したのは、地下都市のすえた風景だ。「ブレードランナー」みたいな、 「攻殻機動隊」みたいな、 あれ。あの汚れ加減がリアルだった。

 心配していた音楽も。全く宮川節使わないのかと思っていたが、そこはファン心を解ってくれていたね。これなら何度でも聴きたい。早速CD買いますぞ。この佐藤さんてヒト全然知らないが、宮川「先生」と呼んでいたからには、やはりリアルヤマトのファンなんだろう。
 要所要所でリアル声優が起用されたのは本当に嬉しかった。こういうところにヤマトらしさが出るんだよ。アナライザーちょー意外! 激かっこよかった!! これなら16話で雪に迫れたのに?!

 そして、大胆な設定変更もだいたいは苦肉の策と諦めることができる。元のアニメ版どおりだと色々都合の悪いところがあるわけで。大胆な同人小説をお金かけて映画化するとこうなる、という感じだった。ファンとして納得はしないけどね。その辺は脚本家も解っていたようで、プログラム文面に謝罪文を載せていたね。
 具体的には、パートI+さらば、の必然性。なんで? 要するに山崎さんと以下ブレーンのスタッフが「さらば」までの作品にもの凄く感動したからじゃないの? 二作目はあり得ないと思って一つにまとめたのか? やはり「さらば」で人生変わった=その世界に入る契機となったファンが多いのかな……
 島次郎が唖の息子というのも驚きであった。これはもとの弟のままで良かったような。森雪と古代のロマンスの必然性も、あの黒木雪では全く解らない。解らないので素人同人小説の限界かなと思ってしまう。
 ガミラス人・イスカンダル人のあり方はSFらしくてよりリアルに感じられた。良かったと思う。ただコミュニケーションの仕方がねえ。ヒト形を取ってみたり、ニホンゴを話したり、そこんとこもう少し説明が必要なのでは?
 ガミラス兵と呼んでいるものを捕獲した時、ゲーム版「暗黒星団帝国の逆襲」「二重銀河の崩壊」連作の「侵入者」のステージを思い出した。ひょっとしてそのデザイン参考にしている? あれは怖くてよかったよなー。SFやるなら宇宙人はこうでなくっちゃ。

 ともあれ西崎さんは「原作」に収まることができたんだね。東北新社とかと揉めたの? 故人となった今ではどうでもいい。良かったね。

 山崎監督は、悪条件のもとでこれだけの実績を残せた。だから完璧にオールドファンを納得させられるものなどできなくたって仕方ない。それでも、ヤマトに関して世間に認知させるという布石にはなったのだ。足がかりとして、よしとしよう。感動はしなかったし涙も込み上げなかったし、よくできた学園祭の自主上映みたいだったけど、よしとしよう。芝居を二回見たいとは思わないけど、3Dゲームになったら買うと思う。ヤマトとその宇宙を歩いてみたい背景だったのだ。

 感心、ではなく、感動したい人は『レミーのおいしいレストラン』を見よう。
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クリスマスの贈り物

2010年12月25日(Sat) 21:33:01

 なんと、Ai様から少尉的作品が二点も届いたよ。こっそり公開……場合によってはすぐ下げるからね。でもお持ち帰りはナシにしてくれ。

 それと、時々パスワードお問合せ頂くけど、「教えて」だけではなくて、そこはもうちょっとなんとかして下サイ。気難しいか?

まだ見てない。

2010年12月24日(Fri) 21:29:52


 スマン。でも前売り券は買ったよ。純粋に西崎さんの供養、として。映画には興味が無かった。でも、そのあと『三丁目の夕日』の監督だったということを知って、やっと興味が持てたのだ。スゲー。昭和30年代をあれだけの情熱で描いた人なんだから、「昭和」。ヤマトも昭和のひとつなのだ。
 ただ、評判は見事に三分割ですな。ヤマトファンのヒトは概ね受け入れている感じ? 一般のヒトは失笑しているか、何それ的黙殺。

 エナジオからのご挨拶状を今日頂いた。ほんとに死んだんだね西崎さん。とっとと見に行かないと終わっちゃうよ。供養にならねー。でもこのところ突然商売繁盛しちゃってさ。仕事に行っている先のひとつのビルディングがシネマコンプレックスになっていてヤマトがかかっているというのに、そこにさえ入って見ている時間がない! これはもう、DVDになるのを待って供養に買えということか?! これを書いてる今なぜ見に行かないかと? いえいえ、マイコージャークソンTHIS IS IT! 見てますわな。

 メリークリスマス天国の西崎さん。