すんまへん。これが噂のドン引き巨大「西崎義展」テロップであったか。本日、やっと見た。『復活篇』。興味なかったことは散々ここでも書いた。各方面にも詫びた。だって見たくなかったんだもーんというのが本当に本音である。気が重かったけど見てやろうという気になったのは、2199のDVDに宣伝映像が入っていたからというのがまあ、一番かも…で、青野さんとか石黒さんとか先日お亡くなりになったことを聞くに及び、半ば義務感で借りてきた。もし納得のいくレベルならディレクターズカットとやらを買おうかと。
やれやれ。まあ、見届けて良かったのかも知れないが…じじいの我が儘やりたい放題、という結論。やっぱり憐みの義理パチだったのう。見る側が技術に慣れてしまって、表現技法が凄いとかきれいとかも格別感じないし、ストーリーはヤマトにあるまじき家族崩壊ホームドラマだし、SF的には全くハズカシイの域だし(これが一番こたえた…)、2009年? の作品と言うにはスターウォーズより古過ぎるような。
湖川さんの死体古代の絵だけは前もって見ていたからキャラクターにそれほど違和感もなかった。イーデオーン、のキャラクターに翻訳されていると思えば同人アニメぽくそれなりに。個人的につぼだったのは島弟であった。なんだこれ~! 激似~!! あと館的にはずせないのは雪だけど、なんで宇宙服が溶けてハダカ??? どーしてもハダカにしたい人が居るようだね。声が別人でしたな。山寺古代は良かったのだが、雪は歳をとるとあんなになってしまうんだろうか。
しかし、個々の人物描こうと意気込みは見せるものの、結局描きこまれていなくて中途半端。その上ちょろちょろと持ち場離れ過ぎるし。
音楽もすれすれ。古典を使うのは『銀河英雄伝説』でうまくいくことが実証済みだから、こうするしかなかったのだろうけど、一般受けするものばかり。ちとその道方面を行ってしまった者としては、この場面でこの曲を使うんかい、的手垢のついたやり方にうんざりしてしまった。
これほどの資金と人材集めて興行して、またひとつ恥の上塗りをしてしまったとはなあ…予想通りのダメダメだったし予想以上に駄作だった。かくなる上は2199でファン世代のクリエイター出渕さん以下が仇を取ってくれ。
ちなみに蔦屋で一週間100円。一緒に借りてきたのは綾小路きみまろ(爆)。愛ゆえに、あと何回か(義理で)細部を見届ける。いいところを少しは見つけたいと思う。この復活篇という作品が好きで、たまたまここを読んで気分の悪くなったヒト、すまんな。
我が儘じじいの西崎さんに合掌。あとはまかせろ。
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