アルフォン少尉の館 屋根裏の手記

館主碧髪のサーダによる2005年10月下旬からの更新記録を兼ねた製作秘話

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第十七捕虜収容所

2013年06月20日(Thu) 00:20:06


血わき肉躍る活劇。[21]

続き


[21] 旧話なし、ヤマトIIIを基に新作
・宇宙葬。遺体の残ったベリスは艦内肌着を着ていた。潜入時から着ていたのか? それとも経帷子として着せられたのか? 丁重にヤマト乗組員とともに葬られる。バルシュとゲルトは手榴弾で吹っ飛んでしまったんだろうな…
・伊東と藪が生きていた。大笑い。営倉付近への爆撃で宇宙に吸い出されてしまったとみんなは解したが、いやいや、そんな最期で済むキャラクターではない。倉庫だかどこかで銃と貯蔵食糧をみつけて食いつなぐ。ほっとする情けなさ。また一騒動起こす予感。
・ヤマト修理のためにレプタポーダ(『海のトリトン』にヘプタポーダなら出てきたぞ!)を偵察に出る古代。ユリーシャがシーガルの助手席にいつの間にかしれっと乗っていて、大笑い。「って、えっ?!」「降りて。今君と話をしている暇はない」「いつなら暇になる?」というのが掛け合い漫才である。
・雪は覚悟を決めてイスカンダル人になりきることを決めたようだ。が、そのきっかけがきちんと描かれていない。恐らく、ノラン青年が収容所の長に叩かれているのを諌めた時がそれだったのだろうが、もっと観客によくわかるようにするべきだったんでは?
・収容所惑星はヤマトIIIのボラー連邦流刑星へのオマージュであろう。何と、ここでマダム・エリーサが再登場! 館主激喜び!!
・いずこも同じ捕虜収容所。物資の横流しだの、囚人への暴行だの、いやだねえ。
・エリーサが何と、雪とまみえる数奇なめぐり合わせ。重要な役どころで、ユリーシャ=雪の侍女となる。「父が外交官」と自ら語るように、流石に洗練されたマダム。こういう位置づけのやや歳のいった女は今までヤマト世界に出てこなかったので非常に新鮮だ。というか、わたくしが一番好きなタイプのキャラクター(クインシュタイン博士@バルディオスって知ってます?!)。レカミエ夫人のよう。
・イスカンダルの衣装を着ると、雪はもうファンタジー小説のヒロインのようでこちらも夢見心地トロイメライ…
・ノランが「惚れた」という描写はつつましい。が、効果的。彼の内省的で繊細な性質が表れているよう。雪が助け起こした時の手の感触をそっと唇に押し当てるのだ。(下世話だが、一瞬お着替え中のユリーシャの部屋で治療新見の時の星名君みたいに立って見ているのかと思ってしまった。扉の外で良かった…)。これで古代・南部・ノランと四角関係の決まり。
・伊東と藪がファルコン内で古代を脅し、藪の誤射で不時着するのは旧16話風。
・囚人たちの暴動を誘発する監察官と称して潜入したメルダ&反政府運動員。メルダを前章で遠巻きに眺めていた怪しげな男たちは彼らであった。
・なお疑問は残る。なぜドメルは解放されていたのにディッツパパがまだ囚われていたのか。
・伊東はユリーシャをかばって? 撃たれて死ぬ。「らしくないことはするもんじゃない」などと言う。「イスカンダル人なら、ヤマトを行かせてくれ」と言い残して死ぬところなど、厭らしい人物もそれなりに地球の未来を真剣に考えていたという、かつての藪の役割を担っていた。こんな折になって色気さえ感じたぞ。最後まで雪がユリーシャであると信じていたので、結局本物のユリーシャを前に雪として話していた。皮肉。伊東としては最上の死に方であった。
・藪が囚人たちの間に混じって生き抜いていたのに、僅かながら安堵。懐疑的ではあっても、本来的に悪い奴ではないのだ。遠く地球を離れた収容所惑星であっても、生きられるのなら次善である。
・僅かな差で古代は雪を取り戻し損なう。ノランに手を引かれてフラーケン艦に乗り、ガミラスへ発ってしまう。再び血を吐くような絶叫。
・……こういうサイドストーリー的なことができると物語は俄然面白くなってくるのだ。ぶっちーさん囚われの姫奪回というキャラクター小説の王道を流石によく解っていらっしゃいますな。
・古代と雪が新たな軸になって来るのは、ラストへ向けてのもう一つのテーマ提示? 男女間の愛、である。
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